1. スプリングガンとは？
スプリングガンは、内部のバネを使って弾を発射するエアソフトガンの一種です。
別名エアコッキングガンとも呼ばれます。
エアコッキングガンは電動ガンやガスガンと比べてシンプルな構造で、電池やガスが不要です。
発射ごとに手動でバネを引く操作が必要ですが、その分メンテナンスが簡単で、初心者にも扱いやすいタイプです。
また、低コストで購入できるモデルが多数あるため、初めてエアソフトガンを手にするユーザーに最適です。
2. エアコッキングガンの種類：10歳以上モデルと18歳以上モデルの違いとは
エアコッキングガンには、ユーザーの年齢に応じて設計されたモデルがあります。
エアコッキングガン：10歳以上モデル
威力が低いモデルが多く、安全性を重視した設計です。
弾速が制限されているため、初心者や若いユーザーでも安心して使用できます。
軽量で扱いやすく、屋内や庭での遊びに適しています。
保護者の監督の下で安心して遊べます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 銃口初速 | 0.135ジュール以下 |
| 初速の目安 | 約20メートル毎秒（m/s）以下 |
10歳以上用モデルのエアソフトガンは、銃口初速が0.135ジュール以下に設定されています。
これは子供が使用する際の安全性を確保するための規制です。
例えば、銃口初速が約20メートル毎秒（m/s）以下の設定となっており、これは人体に対するダメージを最小限に抑えるためです。
このクラスのエアソフトガンは、比較的軽いBB弾（約0.12グラム）が使用され、射程距離や威力は控えめです。
エアコッキングガン：18歳以上モデル
発射力が高く、よりリアルな操作感を楽しめます。
弾速が速いため、射程距離が長く、精度も高いです。
実銃に近いデザインや重量感があり、コレクションや本格的なサバイバルゲームに向いています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 銃口初速 | 0.989ジュール以下 |
| 初速の目安 | 約95メートル毎秒（m/s）以下 |
18歳以上用モデルのエアソフトガンは、銃口初速が0.989ジュール以下に設定されています。
これは大人が使用することを前提とし、安全性と実射感を両立させるための規制です。
このクラスのエアソフトガンは、通常0.2グラムのBB弾が使用され、銃口初速は約95メートル毎秒（m/s）以下です。
これにより、よりリアルな射撃体験を提供しつつ、安全性も確保されています。
都道府県条例の違い
都道府県ごとに微妙な規制の違いが存在する場合がありますが、基本的には上記の基準が全国的に適用されています。
一部の地域では、エアソフトガンの使用可能エリアや時間帯に関する追加の制限が設けられていることがあります。
エアコッキングガンのモデル
エアコッキングガンには、さまざまなタイプのモデルが存在します。
ライフル
エアコッキングガンのライフルタイプは、スナイパーライフルやアサルトライフルに分類されます。
ただし、現在エアコッキングガンのライフルのほとんどはスナイパーライフルタイプです。
クラウンなどのメーカーでは、一部10歳以上向けに低価格のアサルトライフルやサブマシンガンタイプのエアコッキングガンも販売しています。
これらのライフルは単発式で、発射ごとに手動でバネを引く操作が必要です。
シンプルな構造と手頃な価格、ガスやバッテリーを必要としないランニングコストの低さが魅力です。
エアコッキングライフルの特徴
手動コッキング
弾を発射するためには、毎回手動でバネを引く必要があります。
この操作により、次の弾が発射準備状態になります。
電動ガンやガスガンに比べると連射性は低いです。
エアコッキングライフルのコスト
電動ガンやガスガンに比べて本体価格が安いモデルも多く、メンテナンスコストやランニングコストも低いです。
ただし、サバゲーや競技用に使う狙撃銃タイプになると、高剛性フレームで、
バレルに外部からの応力が影響を及ぼさないフルフローティングバレルを採用しているモデルもあります。
このクラスになると本体価格も電動ガンと同価格となり、安価なモデルばかりとは言えません。
メンテナンスが簡単
シンプルな構造のため、故障が少なく、メンテナンスも容易です。
エアコッキングライフルの精度の高さ
特にスナイパーライフルタイプは、フルフローティングタイプの長いバレルとスコープ搭載を前提とした高剛性ボディ、安定した発射機構により、高い精度を誇ります。
エアコッキングショットガン
広範囲にBB弾を発射できるスプリングガンのショットガンは、サバイバルゲームでの近接戦に向いています。
複数のBB弾を同時に発射するタイプもあり、迫力満点です。
発射弾数は、一発発射で狙撃銃並みの精度を持つものから、複数弾を発射できるものまでさまざまです。
実用的な同時発射弾数は3発までが限度です。
それを超えると、スプリングが重くなりすぎたり、飛距離が極端に落ちたりします。
スプリングタイプのショットガンには、海外製を含めると魅力的なモデルが多数存在します。
海外製モデルには、メタルボディにリアルウッドストックを使用した贅沢なモデルもあります。
アクションのタイプとしてはポンプアクションが一般的で、ほとんどのスプリングタイプのショットガンはレミントンM870をモチーフにしています。
フォアグリップを前後にスライドさせるだけで次弾が発射できるので、エアコッキングガンとしては連射性が高いモデルです。
エアコッキングハンドガン
携帯性が高く、初心者でも扱いやすい。狭い場所での戦闘や練習に最適です。
価格帯がリーズナブルなのも初心者や学生に人気の理由です。
ただし、価格が安いからと言って全てが10歳以上用というわけではありません。
中には初速60m/s前後の18歳以上用モデルもあるので、未成年の方は購入時に対象年齢をお確かめください。
18歳以上用モデルには、東京マルイの「HGシリーズ」、UMAREXのワルサーP99、サイバーガンのS&W M&P .40が該当します。
エアコッキングリボルバー
エアコッキング式のエアリボルバーは、リボルバーの形状を持つエアコッキングガンの一種です。
内部にスプリングを備え、手動でスプリングを引くことによって弾を発射します。
エアリボルバーは、そのリアルな外観とシンプルな操作性から、多くのエアソフト愛好者に人気があります。
エアコッキングリボルバーの特徴
手動コッキング
スプリング式のエアリボルバーは、発射ごとに手動でスプリングを引く必要があります。
これにより、次の弾が発射準備状態になります。
この操作はリボルバーのシリンダーを回転させ、次のBB弾を発射位置にセットする動作と組み合わさっているため、リアルな操作感が得られます。
シリンダーとリアルカート仕様
リボルバーのシリンダーは、通常6発のBB弾を装填することができます。
実銃のリボルバーのように、シリンダーを開いてBB弾を装填する操作が可能です。
一部のモデルでは、BB弾を装填するためのカートリッジが付属しており、よりリアルな体験を提供します。
初速と威力
スプリング式エアリボルバーの初速と威力は、他のスプリングガンと同様に年齢に応じた規制が適用されます。
10歳以上用モデルと18歳以上用モデルがあり、それぞれ銃口初速や使用するBB弾の重量が異なります。
エアコッキングリボルバーのコストとメンテナンス
エアリボルバーはシンプルな構造のため、電動ガンやガスガンと比べてメンテナンスが容易で、コストも比較的低く抑えられます。
また、スプリングを手動で引くため、ガスやバッテリーが不要で、ランニングコストも低いです。
エアコッキングガンのメリット
エアコッキングガンには、多くのメリットがあります。特に初心者や学生にとって、以下の点が魅力です。
低コスト
初期費用が安く、ランニングコストも低い。
気軽に始められ、バネの交換やメンテナンスも容易で、長期間使用できます。
メンテナンスの簡単さ
構造がシンプルで、手入れが容易。故障が少なく、定期的なメンテナンスも簡単に行えます。
エアコッキングガンの安全性
発射力が比較的低く、安全に楽しめる。
特に10歳以上モデルは、初めてエアソフトガンを手にするユーザーにも安心です。
サバゲーやシューティングの基本練習に最適
基本的な射撃技術を学ぶのに最適。
手動でバネを引く操作は、射撃の基本を身に付ける助けになります。
エアコッキングガン：おすすめのエントリーモデル
初心者向けのエアコッキングガンの中から、ジャンル別に特におすすめのモデルを紹介します。
ハンドガン編
東京マルイ コルトM1911A1ガバメント【ハイグレード/ホップアップ】
UMAREX ワルサーP99
サイバーガン S&W M&P .40
エアコッキングリボルバー
東京マルイ コルトパイソン
東京マルイ SAA.45 シビリアン 4 3/4インチ ブラック
クラウンモデル S&W M29
エアコッキングショットガン
東京マルイ M3 ショーティ
マルゼン CA870
CYMA M870 M-Style フルメタルショットガン
ライフル
東京マルイ VSR-10
クラウンモデル L96
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